お願い・・私との結婚を考えてくれてるのなら・・そしてあなたのSOS

引っ越しもどうにか落ち着き
正社員として1ヶ月、2ヶ月がたとうとしていたころ。

 

 

 

彼は仕事の環境や内容で苦戦していた。

 

 

 

夜も遅く帰ることが多くなっていたし、
帰る気力もなくなり、
ついには近くの漫画喫茶で朝を迎え
そのまままた会社に向かう日もあった。

 

 

 

彼の顔にはストレス性の吹き出物ができるようになり、
次第に彼の口から「辞めたい」という一言が聞こえてきた。

 

 

 

そんな彼を私はLINEの文面で励ますしかなかったが、
疲弊していた彼の心身にはまるで届いていないかのようで
彼は余裕のない日々を送っていた。

 

 

 

この頃は
彼だけではなく私自身にも余裕がなくなっていた。

 

 

 

 

このとき、
私は新郎側の友人として
結婚式に招かれて
祝福に駆けつけたのだ。

 

 

 

ずっと友達として仲良くしていた新郎は
今までいろいろあった中で
ようやく人生の伴侶に恵まれ
人生一度きりの舞台にたっていたのだ。

 

 

 

結婚式と披露宴どちらにも招かれ
私は他の友人と一緒に参列した。

 

 

 

ウェディングドレスに身を包んだ花嫁が
幸せそうに新郎の腕をとり歩いていく姿。

 

 

 

誓いのキスをしてお互い照れながら愛を確かめ合うその姿。

 

 

 

周りの友人からの祝福の声が
心地よく2人の周りで響き合うその姿。

 

 

 

 

おめでとう。

 

 

 

おめでとう。

 

 

 

とっても綺麗。

 

 

 

 

じゃぁ・・・。

 

 

 

 

 

自分だったら・・?

 

 

 

 

と思わず自分を花嫁と重ねてしまう。

 

 

 

 

 

気づけば来年33歳。

 

 

 

そのとき、
ふと自分の年齢と今の自分のいる位置を実感する。

 

 

 

実感すると同時に花嫁と自分のえらい差があることに気づく。

 

 

 

 

私がああいう舞台に出られるのは
いつなんだろう。

 

 

 

いつまで彼を待てばいいんだろう。

 

 

 

いつになったら私は・・。

 

 

 

 

 

 

 

とっても素敵なお式であったのと同時に
自分の立ち位置に気付かされてしまってから
複雑な感情が私の中で湧いていた。

 

 

 

このときは
彼氏も私もそれぞれが思いやる余裕がなくて
自分のことしか考えられなかったのだ。

 

 

 

 

 

しかし、余裕がないで
落ち込んでもいられない。

 

 

 

彼が手一杯だったら私がどうにか舵をとらなければ。

 

 

 

彼が仕事を辞めるのは私は構わないと思っていた。

 

 

 

ただ、今せっかく正社員で仕事をしていると言える立場にいるので、
この立場にいるときにしかできないことをしておきたい。

 

 

 

私の両親への挨拶だ。

 

 

 

 

付き合ってからも遠距離ということもあり、
彼が私の両親に挨拶する機会がなく
一度もまだ顔を見せにきたことがない。

 

 

 

 

今すぐ結婚とは言わなくとも、

 

 

 

「この人と結婚を考えている」

 

 

 

というところまではちゃんと親に言っておきたい。
そうすればいざ結婚するときもスムーズに話が通りやすくなる。

 

 

 

そのためには彼の姿を見てもらうことが必須だ。
仕事にきちんと就いていることも条件に。

 

 

 

 

 

両親にさっさと挨拶を済ませれば、
しばらく結婚準備期間ということになる。
転職はそれからでいい。
一度仕事をしていると親に見てもらえれば
あとはいちいち口を出してこないだろう。
とにかく親を安心させたい。

 

 

 

 

そうと私の中で意思が固まると彼氏に相談した。

 

 

 

「11月に挨拶に来てもらえないかな?」

 

 

 

だが、疲れきった彼氏はどこか上の空で
すぐ仕事の話を持ってきた。

 

 

 

「うん・・・俺さ、仕事辞めようかと思ってる」

 

 

 

それはここ最近聞いている彼のSOSだった。
しかし、私はこのSOSに待ったをかけてしまった。

 

 

 

「彼氏くんさ・・仕事辞めるのはいいんだけど、もうちょっと頑張れない?
せめて11月、うちへの挨拶が終わるまで・・」

 

 

 

 

彼氏は二つ返事で私にOKを出した。

 

 

 

 

彼氏のSOSをこのとき素直に受けいれてあげるべきなのに、
私のわがままを通してしまったことに
罪悪感さえ覚える。

 

 

 

でももうちょっと。

 

 

 

もうちょっとだけ頑張ってくれたら、
あとは私がなんとかするから。

 

 

 

将来は私が働いて食わせたっていい。
今だけはお願い。
私との結婚をあなたも考えてくれているのなら。

 

 

 

 

友人の結婚式が頭の中でフラッシュバックする。

 

 

 

羨ましい。

 

 

 

私もそこまで行きたい。

 

 

 

私は一人焦りを募らせていた。

 

 

 

 

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