返事を聞かせてください

彼の仕事も落ち着き、
土日休みからシフト制になった彼のために
土日連休が当たり前の私は連休を利用して、
彼の家に身を寄せた。

 

 

 

彼が帰ってきて
すぐご飯が食べられるように
夕ご飯の支度をする。

 

 

 

一人暮らしになったのでお泊りもできるようになった。
彼が仕事でも彼の家で帰りを待つ時間が嬉しい。

 

 

 

 

そんな余韻に浸るも、
新たな悩みを私は抱えていた。

 

 

 

 

そういえばプロポーズっていつしてくれるんだろう(´・ω・`)

 

 

 

 

と。

 

 

 

 

クリスマスも私の誕生日にも
プロポーズらしきものをもらってもないし言われてもいない。

 

 

 

ただ、私達2人の中で「結婚」の意思は固まってきていた。

 

 

 

最近は結婚したあと、どこに住むか、
どういう部屋を借りようか、
どういうふうに生活しようかまで具体的にお互い話すようになっている。

 

 

 

 

もしやプロポーズというイベントを忘れているのでは・・?

 

 

 

 

お付き合いハジメテの彼氏のことだ。

 

 

 

あり得るかもしれん(´゚ω゚`)

 

 

 

もうお互い結婚についてこれだけ話しているから
プロポーズしなくてもええやろって思っているかもしれん。

 

 

 

 

しかし、私もオナゴである。
30を過ぎてもオナゴである。

 

 

 

 

結婚の前にプロポーズしてほしい。

 

 

 

 

そしてできることなら
なるはやで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚という意思をしっかり固めてから
しっかり準備したいと思っていたのである。

 

 

 

結婚準備にはお金もかかる。
資金準備もしなくては。

 

 

ゼクシィで調べたら200万、300万円なんか軽く必要だそうだ。
マジか世の中銭か!

 

 

 

 

銭を気にする他にもやるべきことがある。
うちの親へ彼が挨拶に来てもらなわくてはいけないし、
それが終わったら両家顔合わせもしなくてはならない。

 

 

 

やることは盛りだくさんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、一行にプロポーズする気配がない。

 

 

 

ここは・・。

 

 

 

待っていても仕方がないのでお願いすることにした。

 

 

 

 

 

「彼氏くん」

 

 

「(´・∀・`)はい」

 

 

「私、プロポーズはしてほしい派なんです」

 

 

「(´・∀・`)はい」

 

 

「私と結婚を本当に考えているならプロポーズしてもらってもいいですか?」

 

 

 

 

すごいデジャヴ感が漂う。

 

 

 

 

 

初めて手を繋ぐときにした会話が確かこんなだったな
と脳裏に浮かんでは消えた。

 

 

 

 

そして図々しくも私は彼氏に追加注文した。

 

 

 

 

「で、できれば5月までにしてもらってもいいですか?」

 

 

 

「Σ(・∀・`)・・・が、がんばる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑張ってくれるそうだ。

 

 

 

 

 

 

注文したからにはプロポーズしてくれるだとうと
私は彼氏に期待した。

 

 

 

プロポーズといえばエンゲージリングだ。

 

 

 

婚約指輪を彼が選んで、彼の手からくれることに
私は小さい頃から憧れていた。

 

 

 

彼はどんな指輪を選んでくれるんだろう。

 

 

 

いや、そもそも指輪代は確保できているのか?

 

 

 

指輪を私に贈るとしたらサイズもわかりたいだろうに。

 

 

 

 

これはブライダル4℃とかさり気なく誘って
サイズをはかって彼に伝えたほうがよいのではなかろうか。

 

 

 

 

私の心配は暴走する。

 

 

 

彼にスムーズにプロポーズしてもらえるためにアクションを起こしてみた。

 

 

 

 

 

時には、

 

 

 

「プロポーズ資金大変でしょ!今月のデートはお金かけずにお家デートにしますか!(´・∀・`)」

 

 

と、しなくてもいい心配をし、

 

 

またあるときには
デートで買い物をでかけたときに
ブライダル4℃の店舗を見つけ、

 

 

 

「サイズ大丈夫ですか!?(*ノ∀`*)行っておきます!?」

 

 

 

「い、いや、大丈夫です・・(´・∀・`)」

 

 

 

と、彼からやんわりお断りをいれられる羽目になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼がプロポーズできるよう頑張れるように
私もなんとか頑張ってみたのだが
私の頑張りは実らず時間だけが過ぎた。

 

 

 

これは本当にプロポーズなんか悠長に待っていていいのかと
迷いさえ抱く中、2月。
彼の誕生日を迎えた。

 

 

 

彼の誕生日はバレンタインデーと近いので
チョコでも贈ろうかと思っていたが、

 

 

 

「職場から大量にチョコもらったからいらないかも(´・∀・`)」

 

 

 

と、これまたやんわりお断りされてしまった。

 

 

 

いらないといえば仕方がないので
チョコではなく誕生日プレゼントのひとつも
用意するかと思い

 

 

「誕生日プレゼントは何ほしい?」

 

 

と聞いたところ、

 

 

 

「花ちゃん(*ノ∀`*)」

 

 

 

という参考にならない回答をいただいたので、
それらしいプレゼントは用意しなかった。

 

 

 

プレゼントを用意しないまま
私はいつものように彼の家に泊まりにいった。

 

 

 

プレゼントのかわりに
彼が夕食は生姜焼きがいいとリクエストがあったので、
夕飯に生姜焼きを作ってやった。

 

 

 

ところが醤油の分量を間違え、
うっかりしょっぱすぎる生姜焼きになってしまい、

 

 

 

「しょっぺーしょっぺー笑」

 

 

 

と言いながら、
2人で千切りしたキャベツと一緒に
夕飯の生姜焼きを食べていた。

 

 

 

生姜焼きもロクに作れない女のレッテルが
貼られる自分が恐ろしい・・。

 

 

 

 

失敗したしょっぱい生姜焼きで
ご飯をもぐもぐお互い頬張っていると、、、

 

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

 

 

 

 

 

彼の家のインターホンがなった。

 

 

 

2人して動きが止まり、
顔を見合わせる。

 

 

 

時間は夜8時をまわっている。

 

 

 

誰だ、こんな時間に・・。

 

 

 

 

彼が箸をおいて玄関に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

何やら玄関で誰かとやりとりしている。

 

 

 

 

 

新聞?電気とかガスとかの集金か?

 

 

 

仕事してるし、
今の時間に来てもらうようにしたのかな?

 

 

 

 

と考えながらも
私は失敗した生姜焼きを
ひとり美味しく食べていた。

 

 

 

 

 

数分して、
彼がいそいそと戻ってきた。

 

 

 

「誰だったのー?」

 

 

「うん(´・ω・`)」

 

 

 

彼が言葉少なに
そして小さなダンボールを抱えている。

 

 

 

 

「宅配?何買ったの〜笑」

 

 

 

「うん(´・ω・`)」

 

 

 

 

 

そして彼は私の前に座り、
「ワレモノ注意」と書かれた
ダンボールを差し出した。

 

 

 

 

「あのね・・遅くなっちゃったけど・・(´・ω・`)」

 

 

 

 

「プロポーズです・・(´・ω・`)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん(´・ω・`)・・・・・・・・・・えっ!( ゚д゚)ハッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思いがけない言葉が彼の口から出てきた。

 

 

 

だって今日は彼の誕生日を祝うはずだったのである。

 

 

 

 

思ってもいないイベントに
私の涙腺は突如緩んだ。

 

 

 

涙で滲んだそのダンボールを

 

 

 

 

「あけてもいい・・?」

 

 

 

 

と彼に聞き、彼がうなずいた。

 

 

 

 

 

ダンボールをあけると、
そこにはガラスの靴に
ブリザードフラワーが入っている。

 

 

 

それは王子様がシンデレラを見つけたときの
演出によく似ていて、
自分がまるでそのシンデレラになったかのよう。

 

 

 

彼氏はシャイなのでまさかそんな演出をするなんて
私は夢にも思わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

涙が溢れ出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の目からポロポロと大粒の涙が流れて
どうしようもなくなっていると
彼が一言。

 

 

 

 

 

 

「・・結婚してください」

 

 

 

 

と私に言った。

 

 

 

 

 

 

その途端に、
私は声をあげて子供のように泣いた。

 

 

 

号泣だ。

 

 

 

 

今まで彼にたくさん迷惑をかけ、
たくさん無理をさせ、
たくさん追い詰めた。

 

 

 

 

しかも今日は彼の誕生日を祝うはずが
私はプレゼントすら用意していないのに。

 

 

 

 

彼が私のために
必死に考え、
必死に選んだその演出と気持ちに。

 

 

 

 

私の心がいっぱいになっていく・・。

 

 

 

 

 

私が大げさに泣いていると、
彼が

 

 

 

「・・返事を聞かせてください」

 

 

 

と、聞いてきた。

 

 

 

 

 

 

泣きながら私は答えた。

 

 

 

 

「はい・・・こんな私でよければ・・・よろしくおねがいします・・」

 

 

 

 

 

無意識にぎゅっと抱き合う。

 

 

 

 

彼氏も泣いていた。

 

 

 

 

お互いに嬉しくて泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてプロポーズ翌日、
彼が正式に私の家に挨拶を来る日を決めた。

 

 

 

今回は自信をもって両親に紹介できる。

 

 

 

「プロポーズをいただいたので、
この人との結婚を許してほしい」

 

 

と。

 

 

 

彼もまた、
昇進を控え、
今度は堂々と挨拶できるということに
責任感と同時に緊張を抱いていた。

 

 

 

 

 

 

 

緊張してくれている。

 

 

 

 

彼が私の両親に会ってくれる。

 

 

 

 

次のステージがもうまもなく見えてきそうな位置に私達はきた。

 

 

 

 

 

 

 

私がプロポーズの余韻と
今まで歩んできた彼との奇跡に
じーんと感動していると、
彼がもじもじしながら私に声をかけてきた。

 

 

 

 

「あのう・・花ちゃん・・」

 

 

 

なんか言いにくそうに私の顔色を伺ってくる。

 

 

 

 

「その・・プロポーズも無事終わったことだからさ・・(´・ω・`)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プレステ4買ってもいいですか?(´・ω・`)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい?(゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「モンハンワールドどうしてもやりたくて・・モジ((´ω`*)(*´ω`))モジ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、
プロポーズの翌日は
彼氏の誕生日プレゼントということで
急遽モンハンワールドのソフトを買ってあげた。
(今までになく超喜んだ←笑)

 

 

 

 

 

ゲーマーの年下彼氏と6歳差の年上彼女は
これから彼氏彼女を卒業して、
婚約者として歩んでいく。

 

 

 

まだまだ私達の人生ははじまったばかりだ。

 

 

 

 

ぜひクリックお願いします!((●´ω`●)ノシ

 


トップページ 目次 占い お問い合わせ